Binance、アルパカと連携し米国株式オプションの提供を開始

マルチアセットを取り扱う「スーパーアプリ」の展開を加速

取引高で世界最大のデジタル資産プラットフォームであり、世界で3億人以上のユーザーを擁するBinanceは、アルパカの証券インフラを活用し、米国株式オプション取引の提供を開始しました。

オプション取引の開始は、対象となるユーザーに、より包括的な投資サービスを提供するための新たなステップとなります。ユーザーは、すでに保有する株式やETFに加え、オプションを活用したヘッジ、相場見通しに応じたポジションの構築、リスク管理などを行えるようになります。これは、複数の資産クラスへの投資機会を一つのプラットフォームから提供する、というBinanceのビジョンに資するものです。

今回、アルパカはBinance Head of Exchange and TradingのShunyet Jan氏に、オプション取引の追加によって、Binanceのビジョンをどのように推進していくのかについて話を伺いました。

米国株式に続く次のステップ:オプション取引

Binanceは今年6月、アルパカとの連携により米国株式の提供を開始して以来、取り扱う資産クラスを拡大してきました。その後間もなく、トークン化米国株式「bStocks」を追加し、今回新たに株式市場への投資手段としてオプション取引の提供を開始しました。

Jan氏は次のように説明しています。「米国株式・ETF(端株取引、時間外取引を含む)、bStocksの提供を開始して以来、米国市場への投資やエクスポージャーの管理を、より柔軟に行いたいという強いニーズが寄せられています。

今回のサービス開始により、Binanceのマルチアセットサービスに重要な資産クラスが新たに加わりました。これらの商品を組み合わせることで、暗号資産、従来の金融資産、デリバティブを、ユーザーが使い慣れた一つの環境で管理できる『マルチアセット・金融スーパーアプリ』という構想の実現に、さらに一歩近づいたと考えています。」

アルパカとのパートナーシップをさらに拡大

オプション取引の提供にあたり、Binanceは、米国市場の複雑な規制要件に対応しながら、同社が重視するシンプルで使いやすいサービスを実現できるインフラパートナーを必要としていました。これまでの連携を通じて、アルパカは取引執行、清算、プロダクト連携を含む証券インフラを提供してきた実績があり、Binanceは今回、アルパカとのパートナーシップをさらに拡大しました。

Jan氏は次のように述べています。「米国市場の商品へのアクセスを拡大する中で、アルパカは重要なインフラパートナーとなっています。オプションをユーザーに提供するには、情報開示、リスク管理、オペレーションフローなどについて慎重な対応が求められます。両社のチームは、アルパカの証券インフラとBinanceのプロダクト体験を連携させるため、緊密に協力してきました。

これまでの米国株式関連サービスを通じて構築してきた基盤を活用することで、より包括的なマルチアセットサービスの実現を加速することができました。」

アルパカ共同創業者兼CEOの横川毅は、次のように述べています。「オプション取引では、口座の承認から証拠金管理、権利行使・割当てまで、基盤となる証券インフラに、株式とは異なるさまざまな機能が求められます。アルパカは、AIエージェント時代のセルフクリアリング証券会社として、こうした業務を自社で直接担っています。Binanceのユーザーが、すでに保有している株式やETFをさらに幅広く活用できるよう、今回のオプションサービスの提供を支援できることを嬉しく思います。」

米国株式とbStocksの成長を背景にサービスを拡大

今回のオプション取引の開始は、Binanceが提供する米国株式およびbStocksがユーザーに広く利用されていることを背景としています。

Jan氏は次のように述べています。「米国株式サービスでは、開始から最初の1週間で運用資産残高が4億ドルを突破しました。また、取引の40%が100ドル未満であり、少額から投資できる端株取引の重要性が表れています。若い世代からの利用も多く、株式ユーザーの約25%が25歳未満でした。また、約70%のユーザーが株式を継続して保有する傾向を示しています。」

bStocksも同様の成長を遂げており、ユーザーが従来の金融資産についても、暗号資産に親和性の高いインフラを通じて利用したいというニーズがあることを示しています。

Jan氏は次のように続けています。「bStocksは、サービス開始から7週間以内に運用資産残高が5億ドルを突破し、当初5銘柄だった取り扱いも46銘柄以上へ急速に拡大しました。bStocksの取引の44%をZ世代が占め、bStocksユーザーの41.5%は、Binanceのトークン化証券を通じて初めて従来型金融商品への投資を始めています。」

長期的には、bStocksを通じて、実世界資産(RWA)をより多くのユーザーが利用できるようにするとともに、従来の金融市場とオンチェーン環境の双方で、より自由に移転・活用できる環境の実現を目指しています。

オプションサービスの成功とBinanceの今後

Binanceでは、今回のオプションサービスについて、ユーザーが商品性やリスクを理解した上で適切に利用すること、そしてより幅広いユーザーがアクセスできる環境を構築することを重視しています。

Jan氏は次のように述べています。「私たちにとっての成功とは、対象となるユーザーが商品の仕組みを理解し、使い慣れた信頼できるBinanceのサービスからアクセスし、適切に利用した上で、株式や異なる市場へのエクスポージャーをより柔軟に管理する手段として価値を感じてもらうことです。

また、ユーザーへの教育やエンゲージメント、継続利用、リスク管理への活用、そしてオプションが株式・ETFをはじめとするBinanceの他のサービスとどのように組み合わせて利用されるかについても注目していきます。」

今後Binanceは、ユーザーからの需要に応じて対象銘柄や機能を拡充するとともに、対応する国・地域のユーザーへのアクセスをさらに拡大していく予定です。その際も、ユーザーへの教育、リスクに関する情報開示、コンプライアンスおよびリスク管理をサービスの重要な要素として位置付けていきます。

アルパカについて

アルパカは、米国や日本など複数国で証券会社登録を有し、株式、ETF、債券、オプション、暗号資産の取引のための証券基盤を開発提供するフィンテック企業です。世界40カ国・300社以上の金融機関にサービスを提供し、1000万以上の証券口座を支えています。アルパカはこれまでに、世界の業界トップクラスの投資家から、3.2億ドル(約490億円)の資金を調達しています。

テクノロジーと関連するサービスは AlpacaDB, Inc.( https://alpaca.markets/ )、米国の証券取引サービスはFINRA/SIPC会員のAlpaca Securities LLC、日本国内の証券取引サービスは、第一種金融商品取引業の登録を受けているAlpacaJapan株式会社( 関東財務局長(金商)第3024号、加入協会: 日本証券業協会、https://alpaca.markets/jp/ )が提供しています。なお、日本法人であるAlpacaJapan株式会社では、暗号資産およびトークン化証券の取り扱いはありません。